イチョウ葉エキスの成分と働き

イチョウ葉エキスの有効成分にはフラボノイドがありますが、その抗酸化作用が、今注目されています。活性酸素とは、本来体内を守るために作られるものですが、ストレスやウィルスによる影響を受けて、増えすぎてしまうという性質があります。活性酸素が増え過ぎると、細胞破壊が起こり、動脈硬化など生活習慣病を引き起こしてしまいます。このようにして増えすぎた活性酸素は、フラボノイドによって抑えることができます。血管が修復、強化され、弾力性も増し、血液の流れは促進され、血液循環機能は改善される、という風にその様々な症状が治癒されます。またイチョウ葉エキスには、脳機能改善作用を持ったビロバライド、という成分が含まれています。この作用が、集中力、記憶力を向上させるのに役立つのです。イチョウ葉エキスの中には、ほかにもギンコライドといって、血栓を防止する働きをするものがあります。そして抗炎症作用もあるため、アレルギーを改善することも可能です。イチョウ葉エキスにはもうひとつ、フラボノイドの一種であるカテキンが存在しており、これが抗酸化作用をもたらします。このために血圧が上昇するのが抑えられ、血糖値や血中コレステロールが調節されるなど、老化が予防され、抗菌作用としての働きもします。こんなさまざまな働きを有したイチョウ葉エキスは、その豊富な成分で常に私たちの体を守ることができるでしょう。

イチョウ葉エキスについて

長年の研究の粋を尽くしたドイツのシュワーベ博士がイチョウ葉エキスの抽出に成功して以降、イチョウ葉エキスは世界中関心を集め、その効能は成分は研究され続けています。めまいや痴呆症、耳鳴りなどの治療薬として、ヨーロッパでは前々からイチョウ葉エキスが用いられています。医薬品の認可を受けているのですから、信用の高さがわかります。アメリカでは健康補助食品として販売されています。「集中力、記憶力を高める」「血管の機能を良くする」などの表示で販売されているのです。それは法律で守られていますから、すでに認められているということなのですね。脳機能の改善効果を期待して、イチョウ葉エキスは日本でも高い評価を受けています。まだ医療品としては確立されていませんが、脳の機能が改善されれば痴呆症に効果があると考えられています。成分も豊富で、イチョウ葉エキスの中には13種類ものフラボノイドや、ギンコライド、テルペンなどの様々なものが含まれています。痴呆症を改善し、そして予防できるフラボノイドがイチョウ葉エキスには成分として含まれているのです。脳の血流が問題なくまわるように脳の機能は正常に働き続けますので、脳の血行がいい限り痴呆になりにくいと考えられています。フラボノイドは、血管を拡張させ血液の流れを良くし、血液をサラサラにしてくれます。その効果によって痴呆を改善していきます。イチョウ葉エキスには、フラボノイド以外の成分も沢山含まれており、それらの相互作用で効果を倍増させています。サプリメントは色々なものがありますので、イチョウ葉エキスといっても吟味して選ぶ必要があります。どんなものでもいいわけではありませんから、店頭に並んでいるものや通販で目についたものを適当に買ってはいけません。

イチョウ葉エキスの有効性

イチョウ葉エキスEGb761の有効性は50以上のプラセボ対照比較臨床試験および100以上のオープン臨床試験で明らかにされています。その中で特筆すべきものは,軽度から中等度の痴呆症患者に関するものです。1997年Le Barsら9名の軽度から重度のアルツハイマー症または筋血管性痴呆症の患者に対し,イチョウ葉エキスEGb761 120mg/日を52週間投与しました。その結果、患者の認知力を測定するADAS−Cogスコアでプラセボ群に対してEGb761投与群が1.4ポイント改善し,また患者の行動指標を表すGERRIスコアでプラセボ群に対し0.14ポイント向上することを見出しています。また,Kanowskiらは軽度および中等度の痴呆症の患者156名に対し,EGb761を240mg/日の用量で24週間投与し,プラセボ群に対し有意な神経変性病変の症状改善作用を明らかにしています。さらにWettsteinらはこれまで実施されたEGb761の痴呆症患者に関する26件の臨床試験について解析(Meta−analysis)し,EGb761が従来のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬と比較して痴呆症患者に同等の有効性を示しており,ただ特徴としてEGb761の投与を受けた患者では副作用により脱落した患者数が極めて少なかったことを見出しています。

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